
ワイナリー情報
ワイナリーの名の由来であるパオリーニ地区は、シチリア西部トラーパニ県マルサラにある、16世紀初頭に修道会がブドウ栽培を始めた歴史ある土地。丘には今も古い教会の面影が残り、信仰とともに育まれてきたワイン文化が息づいています。
1964年、志あるワイン生産者たちが力を結集し、カンティーネ・パオリーニは誕生しました。肥沃な大地と恵まれたミクロクリマを最大限に活かし、ブドウ栽培を芸術の域へと高める――その志は、組合員の協力と連帯を礎に築かれました。1972年の初収穫は、情熱と献身に支えられた成長の第一歩となり、今日へと続く歩みの始まりとなりました。現在では1,000人以上のメンバーが参加する大きな家族となり、所有するブドウ畑は4,000haを超えるまで成長しました。ブドウ畑はマルサラからサレミの丘、マザーラ・デル・ヴァッロの海岸、そしてベリーチェ渓谷まで、モザイクのように広がっています。燦々と降り注ぐ太陽、海からの涼やかな風、澄んだ光。自然の恵みをたっぷり受けたブドウは、凝縮した果実味とみずみずしい酸を宿します。
サスティナブル
栽培は有機農業と持続可能性の原則に基づき、自然との調和を重視しています。土地への敬意は単なる農法ではなく一つの哲学であり、生物多様性を守りながら、シチリアの太陽、風、光といった自然の要素を一本一本のボトルに表現することを目指しています。 また、ワインだけでなく、パッシートやスパークリングワイン、エクストラバージンオリーブオイルも生産し、地域の豊かさを多角的に伝えています。
醸造工程は専門技術者の管理のもと、革新的な設備と品質管理体制によって行われています。熟成には小型タンクやフランス産オーク樽を使用し、ブドウ本来の個性とテロワールの特徴を最大限に引き出しています。こうして生まれるワインは、単なる商品ではなく、人と土地、歴史と自然が織りなす物語そのものです。
カンティーネ・パオリーニは、地域共同体の力と持続可能な理念を基盤に、シチリア西部の多様な風土を映し出すワインを世界へ届け続けています。