
Vantorosso / ヴァントロッソ
ワイナリー情報
Vantorossoは、2015年に設立されたヴェネト州ヴァルポリチェッラ・クラシコ地区の中心部、ヴァルガタラに位置するワイナリーです。 創設者のヴァンニ・パスクアーリ氏はフェラーリのテストドライバーとして2年間働いた経験があり、レーシングドライバーとしても活躍しており、その情熱と忍耐をワイン造りに注ぎ込み、伝統と革新を融合させた高品質なワインの生産しております。このワイナリーには長年の友人でありヴァルポリチェッラの卓越したワイン造りの名匠であるフランコ・アレグリーニ氏も携わっています。
ワイナリーは16世紀に遡る建物を拠点とし、フマーネ、マラーノ、サン・ピエトロ、ネグラールなどの地域に広がる7ヘクタールの丘陵地帯のブドウ畑を所有しています。 これらの畑は標高350~450メートルに位置し、コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラなどの伝統的なヴェローナ品種のブドウを栽培しています。
「Vantorossoという名前を考えたのは、私がレースをしていた頃、イタリアの名門自動車メーカーのために走ることを夢見ていたからです。しかし、それは決して自分の功績や能力を誇示するためではありません。
『誇り』という概念は、夢や挑戦、そして『良いものを作りたい』という野心に結びついています。このプロジェクトが、始めた私自身を超えて受け継がれていくことを願っています。」
サスティナブル
サステナビリティと環境保護への取り組みとして、VantorossoはSQNPI(統合生産品質システム)の認証を取得しています。この認証は、地域の統合生産規範に従って得られた農産物の品質を高めることを目的とした制度で、EUで認められています。SQNPIは、合成化学物質(農薬や肥料)の使用を最小限に抑え、水やエネルギーの消費も削減する生産システムです。これにより、製品の品質を維持しつつ、環境や人々の健康を守ることができます。具体的には、除草剤を使用せず、ブドウの樹の下の草を手作業で刈り取ることで、土壌の健康とブドウの自然な生育環境を保護しています。
また、アマローネ・リゼルヴァのラベルには、レーシングカーのダッシュボードを覆う生地と同じ素材を使用しています。これは、太陽光による損傷を防ぐためのもので、一部のフェラーリ車でも現在使用されています。このように、ヴァンニ氏のレーシングドライバーとしての経験と情熱が、ワイン造りやデザインにも反映されています。
Vantorossoは、環境への配慮と高品質なワイン生産を両立させ、伝統と革新を融合させたワイナリーとして、持続可能な農業と卓越したワイン造りを追求しています。