
CAIAROSSA / カイアロッサ
ワイナリー情報
トスカーナ州西部、 ティレニア海から 12kmの距離にある 「リパルベッラ」 の丘陵地、 森の中にひっそりとカイアロッサ社のワイナリーは佇んでいます。 1998 年に設立された当初からビオディナミ、 ビオロジック農法を実践、 健全な畑で育った葡萄から高品質なワインを造り続けています。 2004 年にボルドーの3級 「シャトー ・ ジスクール」 を持つアルバダ ・ イエルヘルスマ家が所有、 トスカーナのテロワールとボルドーの醸造技術を組み合わせ、 トスカーナでも唯一無二のワインを産み出しています。
現在、 リパルベッラの標高、 土壌の性質が異なる3か所に合計 30ha の葡萄畑を所有しています。畑を土壌の性質後に細かくモザイク状に分け (約 50 区画)、 10品種から約 14 万本のワインを生産しています。全てのワインは、 醸造時に品種、 畑の区画ごとに醗酵タンクを分けています。また、 ブレンドする葡萄の比率をヴィンテージ毎に細かく変え、 一貫したエレガントな味わいになるよう努力しています。ファーストヴィンテージから 20 年、 世界のトップワイナリーの仲間入りを果たしたカイアロッサ社の挑戦は、さらに未来へと続いていきます。
サスティナブル
私たちは、自然のエネルギーを大切にするビオディナミ農法を実践しています。このホリスティックなアプローチでは、すべての要素が重要な役割を果たし、カイアロッサのブドウ畑だけでなく、周囲の自然環境や生態系全体の持続可能性と肥沃さを維持することを目指しています。月の満ち欠けやビオディナミカレンダーに基づいて作業のタイミングを決め、植物の健康を最大限に高め、自然な自己防衛機能を強化しています。
私たちは多様な生態系の保護にも力を入れており、キッチンガーデン、オリーブ畑、養蜂もその一環です。歴史ある「ポデーレ・セッラ・アル・オリオ」という名前が示すように、この地域の伝統に基づいてオリーブ栽培を続け、上質なエクストラバージンオイルを生産しています。このオイルは、ナチュラルな石鹸や、マッキア・メディテラネアの花々の香りを取り入れた新しいフレグランス作りにも活用されています。
トスカーナ沿岸の特有の気候は、野菜の栽培にも理想的です。オーガニック菜園では、地元の子どもたちと一緒に始めたプロジェクトとして、セージ、ローズマリー、バジルなどのハーブや、タマネギ、ニンニク、ナス、ズッキーニ、そしてさまざまなイタリアントマトを育てています。この取り組みは、植物、動物、昆虫、そして地域社会との自然な共生関係を築くことを目指しています。
カイアロッサは、自然の純粋なエネルギーそのものです。