MALVIRA’ / マルヴィラ - LEGAMERIA

MALVIRA’ / マルヴィラ

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      ワイナリー情報

      イタリア北西部、フランスとスイスの国境に接する銘醸地ピエモンテ州の中でも、世界最高峰のぶどう品種Nebbioloはじめ、固有品種Arneisのパイオニアとして栽培、醸造するロエロ地方の生産者マルヴィラとそのワインは、世界のワイングルメたちに愛されています。タナロ川の対岸には有名なランゲ地区のバローロ、バルバレスコがあり、ロエロ地区はその左岸に位置することで、同じ品種を栽培しながら異なるテロワールが醸し出すワインを生産しています。

      それぞれの畑(クリュ)別に醸造したNebbioloとArneisはもちろん、国際品種のChardonnayやRieslingなども、多くのファンを魅了しています。
      その歴史は1950年代に遡り、現在42ヘクタールの畑では兄ロベルトとその長男ジャコモが醸造を、畑は弟マッシモとその長男フランチェスコが従事しています。
      また厳しいEUオーガニック認証を受け、SDGsも率先して取り込んでいます。

      マルヴィラのワインの特徴であるエレガントさは、遠い昔そこが海であったことを感じるミネラル感と切り離すことができない関係を持っています。ピエモンテの郷土料理は当然のこと、日本食とも好相性でそのワインたちは赤も白も私たち日本人の舌に間違いなく満足感を与えてくれるでしょう。

       

      マルヴィラというのは、ピエモンテ方言で「悪い方向を向いた」という意味。創立当初のセラーの庭先が陽の当たらぬ北を向いていたために、それを自ら皮肉ったネーミングです。しかしその「悪い方向」を、マルヴィラのロゴである幸運の車輪に絡みつく悪魔(ドラゴン)と天使が、回転することにより、悪を善に変えることを暗示しています。
      また幸運の車輪は、中世において、その地を支配していたロエロ伯爵家の家紋である馬車の車輪から、ヒントを得ています。

      サスティナブル

      マルヴィラ社は、環境保護と持続可能な農業を重視し、ブドウ畑からワイナリーに至るまで、自然と調和したワイン造りを行っています。2017年の収穫から有機農法を導入し、化学肥料や除草剤を一切使用せず、有機肥料や天然由来の防除剤を活用することで、土壌の健康を維持しながらブドウの生命力を引き出しています。また、畑ではイネ科やマメ科の植物を間作し、土壌の肥沃度を高めるとともに、無灌漑栽培を基本とし、水資源の節約にも取り組んでいます。
      ワイナリーでは、地下醸造施設を活用してエネルギー消費を抑え、景観との調和を図っています。また、環境負荷の低減を目的に、軽量ボトルを使用し、製造や輸送時のCO2排出量を削減しています。
      これらの取り組みを通じて、マルヴィラ社はロエロ地域の個性を生かした高品質なワインを生産しながら、持続可能なワイン造りを実践しています。伝統と革新を融合させたこのアプローチは、未来へと続くワイン文化の発展に貢献しています。