
OCONE/オコーネ
ワイナリー情報
オコーネ社は1910年、創業者のジュゼッペ・オコーネがカンパニア州サンニオ県ポンテに設立しました。それから時代が流れ、息子のルイジ、そして孫のドメニコへと受け継がれています。ボトリングを始めたのはルイジの時代、1950年代でした。60年代に入り、栽培する葡萄品種を地元の品種に限定するようになりました。それらは今でも栽培しているアリアニコ、フィアーノ、ファランギーナなどです。そして2018年、オコーネブランドの経営権は現在の所有者であるエウヴィティス社へ移り、カンパニアの伝統を守りながら最新の醸造技術を積極的に取り入れ、クラシックながらもモダンなスタイルのワイン造りをしています。タブルノを中心に全20haのブドウ畑を所有、醸造するワインは全13種類で年間に120,000本を生産します。全てのワインの裏にはワイン造りへの情熱、テロワールと文化に対する感謝が隠されています。
最も新しいレンジである「ボゾヴィッチ」のラベルは、1920年代にオコーネ社の広告に使用されていた、自由をモチーフとしたポスターを元にしており、ワイン名はそのデザイナーであるセルジオ・ボゾヴィッチから付けられています。伝統と革新の融合をテーマに生まれたボゾヴィッチシリーズはジェームズ・サックリングなどでも高いポイントを獲得、新時代のワインとして国内外で愛飲されています。
サスティナブル
オコーネ社は、2019年10月より環境に配慮した「グリーンプロジェクト」を開始し、持続可能なワイン生産に積極的に取り組んでいます。このプロジェクトでは、ワイナリーの運営における環境負荷を最小限に抑えるため、さまざまな施策を導入しています。
まず、水資源の管理に力を入れ、無駄な使用を防ぎながら効率的に活用する仕組みを整えています。また、ワイン生産に伴う排水は生物学的処理を施し、環境への影響を抑えた形で再利用・処分されています。
さらに、エネルギーの持続可能性を高めるため、太陽光発電設備を導入し、再生可能エネルギーを積極的に活用しています。これにより、ワイナリーのエネルギー消費量を削減し、カーボンフットプリントの低減にも貢献しています。
加えて、建築設計においても環境に優しい建築資材を使用し、エコフレンドリーな施設づくりを実施しています。これにより、ワイナリー全体の環境負荷を低減しながら、持続可能な経営を実現しています。
オコーネ社は、これらの取り組みを通じて、ワイン生産における資源の使用を最小限に抑えながら、高品質なワイン造りを続けています。今後も、環境保護と持続可能なワイン生産を両立させるための努力を続けていきます。