Mastroberardino / マストロベラルディーノ

Mastroberardino / マストロベラルディーノ

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      ワイナリー情報

      1878年にカンパニア州アヴェッリーノ県アトリパルダに設立。ワイン造りの歴史は18世紀半ばから続く、南イタリアだけでなくイタリアを代表する名門ワイナリーの一つです。元々はBerardinoという家系でしたが、2代目当主ピエトロ氏がMastro(名工)の称号を得たため、Mastroberardinoという名前になりました。現在はPiero Mastroberardinoが当主を務め、ミラベッラ・エクラーノなどにぶどう畑を所有。総面積250haになる畑で栽培されたぶどうから20種類以上のワインを生産しており、カンパニアの伝統に最新醸造技術を融合させたワインは、世界的に高く評価されています。

      多種多様なワインが造られるイタリアにも、第二次大戦後から徐々に国際ぶどう品種が持ち込まれてきます。カンパニア州の他の生産者がアリアニコ、フィアーノなどの伝統的な地ぶどうを国際品種へと植え替えていく中、カンパニアの伝統的なワイン造りの歴史と、その素晴らしさを守るために尽力したのが、マストロベラルディーノ家の9代目当主アントニオ・マストロベラルディーノ氏でした。
      マストロベラルディーノの代名詞とも言える「ラディーチ」シリーズは、1980年のイタリア南部での震災をきっかけに生まれました。カンパニアでも壊滅的な被害があり、同社のセラーは市民の避難所としても活用されました。マストロベラルディーノは地域復興の願いを込めて、この地に根ざしたワインとして、イタリア語で「根」を意味する「ラディーチ」シリーズを1986年にリリースしました。
      そのシリーズである「ラディーチ・タウラージ・リゼルヴァ」は中でも南イタリアワインの最高傑作との呼び声も高く、2023年の「Wine Spectator」にて2016年ヴィンテージが世界のTOP5に選出されています。

      2015年、ピエロ・マストロベラルディーノは同社の発展に多大なる貢献をもたらした、父アントニオ・マストロベラルディーノ氏へのオマージュとして、新たなシリーズ「Stilema’(スティレマ)」を発表しました。
      「スティレマプロジェクトはアントニオ・マストロベラルディーノの、この土地、ぶどう品種、その特徴的で唯一無二のワインへの愛を表現するために生まれました」とピエロは語ります。
      彼らが所有する中でも最上のアリアニコ、フィアーノ、グレコから生まれた3つのワインは、マストロベラルディーノ社のフラッグシップワインとして、世界中のワインラバーを魅了し続けています。

      サスティナブル

      マストロベラルディーノ社は、環境への影響を最小限に抑えるため、統合的および有機農法を採用し、持続可能なワイン生産を推進しています。ブドウ畑では生物多様性の維持を重視し、土壌の健全性を守るとともに、有益な昆虫や生態系を保護する取り組みを行っています。
      醸造においては、エネルギー消費を削減し、水資源を節約することで環境負荷を軽減しています。また、ろ過や清澄処理を最小限に抑え、自然なワイン造りを実現しています。
      同社は「VIVA Sustainable Wine」プロジェクトに参加し、ワイン生産の持続可能性を評価・改善しています。このプロジェクトでは、生態系・カーボンフットプリント・水資源管理・農薬使用の4つの指標を測定し、ワインの環境負荷を分析しています。今後も、技術革新を取り入れながら、環境に配慮した高品質なワインを生産していきます。
      数多くの取り組みを行っていますので「マストロ・グリーン」をご参照ください。https://mastrogreen.com/

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