Palmento Costanzo / パルメント・コスタンツォ

Palmento Costanzo / パルメント・コスタンツォ

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      ワイナリー情報

      「パルメント・コスタンツォ」は2010年、コスタンツォ家によって設立されました。
      エトナ山の斜面で栽培されたぶどうから、エレガントでエトナの自然を表現したワイン造りを目指しています。彼らの冒険はエトナ山の北側、カターニア県のパッソピッシャーロにあるコントラーダ・サント・スピリト地区に一握りのぶどう畑を購入したことから始まりました。フィロキセラ禍を生き延び、自根のまま生き続けている畑(プレ・フィロキセラ)も所有しています。
      また、溶岩石で造られた「パルメント」と呼ばれる古いワイン醸造施設を修復し、グラヴィティシステムを取り入れた最新のカンティーナを設立しました。栗の木を支柱としたアルベレッロ仕立てを続けるなど、伝統を遵守しながらぶどう畑を増やしてきました。栽培しているのは火山性土壌に根付いた地場品種(ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カップッチョ、カリカンテ、カタラット)のみになります。
      現在、パルメント・コスタンツォ社はエトナ火山北部のパッソピッシャーロ、同南西部のサンタマリア・ディ・リコディアに合計で18haのぶどう畑を所有しています。エトナは生物多様性「バイオダイバーシティ」の宝石箱と呼ばれており、それにより類まれなテロワールを有しています。
      同社は、ぶどう畑を土壌の性質などによって細分化し、ワイン、畑の区画によって醸造方法(樽の種類や大きさ)を細かく変えています。また、コントラーダ・サント・スピリトの3つの区画のぶどうは、Ovumと呼ばれる卵型のオーク樽で熟成させています。
      同社はヴァレリア・アゴスタ・コスタンツォと娘のセレナが若くて熱意あふれるチームを牽引し、品種の個性、ぶどう本来の味わい、テロワールを表現することにこだわったワイン造っており、デキャンタ誌のベスト100ワインの第15位に選ばれるなど評価も高まっています。

      サスティナブル

      環境への配慮と持続可能な生産プロセスの実施を通じて、品質の追求を証明しています。具体的には、ISO 9001、ISO 14001、ISO 50001といった国際認証を取得しており、これらは環境への最大限の配慮を示す具体的な証拠となっています。 
      また、18世紀の歴史的なパルメント(ワイン醸造施設)を修復し、自然光と換気を活用した最新のカンティーナを建設するなど、環境に優しい設計を採用しています。この施設は、夏季のエネルギー消費を65%以上削減するなど、持続可能性を重視した設計となっています。 
      さらに、同社のブドウ畑はエトナ山の自然公園内に位置し、手作業による有機農法で管理されています。これにより、生物多様性の保全と環境への影響を最小限に抑える取り組みを行っています。 
      これらの取り組みを通じて、Palmento Costanzoは環境保護と持続可能なワイン生産に積極的に貢献しています。