オラトリオ・ディ・サン・ロレンツォ

醸造

手摘みで収穫したぶどうを丁寧に除梗、状態の良いものだけを選別。コンクリートタンクで24-48時間の定温マセラシオンの後、30-32日間の発酵。28℃を超えないよう温度管理しながらルモンタージュ、ピジャージュ、デレスタージュを交互に行い、アロマを抽出する。マロラクティック発酵後、フレンチオークのバリック（45%新樽）で6ヶ月熟成。その後ブレンドし、さらに6ヶ月熟成。コンクリートタンクで4ヶ月寝かせた後にボトリング。瓶内熟成を12ヶ月以上行う。

味わい

力強く、スモーキーで森の果実、スミレやスパイスの香り。口当たりはまろやかで、完熟した赤い果実やブルーベリーのニュアンスがある。エネルギッシュで上質な酸と甘みのあるタンニン、ラズベリーやフローラルな余韻が長く。

ラベル

描かれているのは、畑にある「オラトリオ・ディ・サンロレンツォ」という、11世紀頃に建てられた小さな教会。ダンサーは教会（神）に背を向け、神聖と世俗の両面を表している。それはワインが隠喩であることも意味している。太陽がオラトリオを照らし、完熟したカルメネーレからワインが生まれたことを表現している。