
Vigna Amala / ヴィーニャ・アマラ
ワイナリー情報
AMALA(アマラ)は、イタリア語で「彼女を愛せよ」という意味を持ち、母なる大地への愛と感謝を象徴する言葉です。彼らは、地球がもたらす恵みに敬意を払い、それにふさわしい方法でワイン造りを行うことを使命としています。
ワイナリーは、エミリア・ロマーニャ州とトスカーナ州の州境に近いアペニン山脈中央部のメルカート・サラチェーノに位置しています。創業者のベネデッティ氏は、希少品種であるファモーゾ種を再発見し、畑の植え替えを行った先駆者でした。現在、三代目の息子がワイナリーを引き継いでいます。
AMALAワイナリーは、若きワイン生産者アンドレアの夢から誕生しました。彼は家族の伝統を受け継ぎ、2012年にワイナリーを設立。生まれ育ったエミリア・ロマーニャ州のメルカート・サラチェーノに7ヘクタールのブドウ畑を開き、ファモーゾ、サンジョヴェーゼ、アルバーナ、チェンテジミーノといった地域の固有品種を栽培しています。現在は、同じ情熱を持つ2人の仲間とともに、畑の管理とワイン造りに励んでいます。
この地域、ロマーニャ地方のブドウ栽培の歴史は紀元前7世紀まで遡る、イタリア屈指の伝統あるワイン産地です。その文化は今もなお、食卓での団らんや伝統的な料理への愛情の中に息づいています。長い間あまり知られることのなかったこの土地ですが、そのおかげで本来の個性や魅力を守り続けることができました。AMALAワイナリーは、この豊かな土地の恵みを大切にしながら、ワインを通じてその魅力を伝え続けています。
ワイナリーのラベルは、その哲学とワインに感銘を受けた日本画家・遠藤哲司氏が特別に制作したものです。遠藤氏はトスカーナ在住の画家で、イタリアのアートコンテストでも受賞歴を持つ実力派のアーティストです。
サスティナブル
AMALAは、持続可能な農業(サステナブル・ファーミング) と有機農法(オーガニック・アグリカルチャー)を基盤にしたワイン造りを実践しています。10年以上にわたり、最も環境に適した方法を探求し続けた結果、有機農法を採用することを決断しました。農薬や除草剤、化学肥料を一切使用せず、土壌の自然なバランスを維持しながら、健全なブドウ栽培を行っています。その結果、AMALAの畑は重金属や有害な化学物質に汚染されることなく、生命力あふれる健全な状態を保っています。
また、1924年にルドルフ・シュタイナーによって提唱されたビオディナミ農法の哲学にも共鳴し、大地と宇宙の調和を重視した農業を実践しています。これにより、ブドウが本来持つ個性や土地の特徴を最大限に引き出し、純粋でナチュラルなワインを生み出しています。
AMALAは、持続可能な未来を築くことがワイン生産者としての責務 であると考えています。地球資源を守るため、環境に優しい「グリーンアプローチ」を導入し、水資源の適切な管理、ワイナリーのエネルギー効率の向上、リサイクルの推進を徹底しています。環境への負荷を最小限に抑えながら、自然と共存するワイン造りを追求することで、次世代に豊かな大地とブドウ畑を受け継いでいくことを目指しています。
伝統を尊重しながらも、革新と持続可能性を融合させたワイン造り を続けることが、私たちの使命です。自然の恵みを最大限に生かし、環境と調和した最高品質のワインを皆様にお届けしていきます。